浅草線馬込車両工場の 
思い出-2 
カメラ=Nikon F100 
 
 
都営地下鉄浅草線全線開通後約35年もの間、浅草線電車の病院だった馬込車両工場が、2004年 5月末日でその使命を終えました。ここでは、全国的にも珍しい月数回の電車の通行記録などを写真で公開します。 
 
 
 
電車が工場に入るときや出るときは、工場の方が大勢出てきて、準備や警備をします。
  
ここではそんな一こまを集めました。 
頻繁に電車の往来があるわけではないため、線路にはどうしても雑草が生えます。その雑草をゴミ袋片手に抜く人。 
線路に人が立ち入らないよう、普段は立ち入り禁止の表示がありますがこれを外す人など、大忙しです。 
 
 
 
 
 
車両工場への電車の出入りは、近くの方でも知らないことがあったかもしれません。 
月平均3回ほど遮断機が降り、地下から電車が入ってきました。いってみれば検査入院です。
  
退院は2回に分けて行なわれました。はじめ8両編成だった電車は中央から前4両と、後4両に分けられます。 
実はこの時、非常に珍しい光景を見ることができたのですが、もう今は見ることができません。 ●次ページ以降に掲載!
  
設備は残っているので、用事で近くを通った時など、また電車の出入りが見られるのではないかという気がしてなりません。 
 
 
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浅草線データ
 
 
  ●開業記録 
   1960年 - 12月 4日 押 上-浅草橋間  (3.2km) 開業 
             >> 京成電鉄と相互直通運転開始 
   1962年 - 5月31日 浅草橋-東日本橋間 (0.6km) 開業 
   1962年 - 9月30日 東日本橋-人形町間 (0.7km) 開業 
   1963年 - 2月28日 人形町-東銀座間  (2.4km) 開業 
   1963年 - 12月12日 東銀座-新 橋間  (0.9km) 開業 
   1964年 - 10月 1日 新 橋-大 門間  (1.1km) 開業 
   1968年 - 6月21日 大 門-泉岳寺間  (2.6km) 開業 
             >> 京浜急行電鉄と相互直通運転開始 
 
   1968年 - 11月15日 泉岳寺-西馬込間 (6.9km) 開業。全線開通 
 
   1978年 - 7月 1日 「都営1号線」から「浅草線」に改称 
 
   1990年 - 3月31日 北総開発鉄道と相互直通運転開始 
   2002年 - 10月27日 芝山鉄道と相互直通運転開始 
 
  ●路線規格 
   路線距離(営業キロ):18.4km 
   軌  間:1435mm(標準軌) 
   複線区間:全線(優等列車の退避設備はない) 
   電化区間:全線(直流1500V架空電車線集電方式) 
   閉塞方式:自動閉塞式 
   駅  数:20駅(起終点駅含む) 
        駅 名=A-01 西 馬 込 
            A-02 馬  込 
            A-03 中  延 
            A-04 戸  越 
            A-05 五 反 田 
            A-06 高 輪 台 
            A-07 泉 岳 寺 
            A-08 三  田 
            A-09 大  門 
            A-10 新  橋 
            A-11 東 銀 座 
            A-12 宝  町 
            A-13 日 本 橋 
              (1989年 3月19日 江戸橋を改称) 
            A-14 人 形 町 
            A-15 東日本橋 
            A-16 浅 草 橋 
            A-17 蔵  前 
            A-18 浅  草 
            A-19 本所吾妻橋 
            A-20 押  上 
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