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外房線でD51-498大追跡 [ Part1 ]


2008-01-18/Fri.


2008年01月18日金曜日の鉄活。
昨年末、千葉に住む友人から新聞の切抜きがメール添付の画像で送られてきました。
そこには昨年(2007年)春の千葉ディスティニーキャンペーンの時に、撮りに行けなかったD51がまた走るという内容の記事が書かれており、大いに私の興味を引くことになりました。

年明け早々、今度は試運転の予定が判明。連絡を取り合った結果がきょうの行動になったわけですが、朝8時に船橋駅で待ち合わせ、彼のご友人の運転するBMWで出撃することになりました。
しかし、 9時になっても10時になっても空はちっとも明るくならず、ついに雪が舞い始め、千倉に着いたときはもう大雪! です。はっきり言って「どッひャ〜〜どォするべェェ〜」の世界でした。まさか菜の花が咲き乱れている温暖なはずの房総半島の先っぽで、東北気分が味わえるなんて… と 3人は大喜びでした。

  ●今回の運転区間で、鴨川を挟んで館山方向が内房線。勝浦方向は外房線です。
  ●本番(1/25.26.27日)の運転予定は、このページのいちばん下をご覧下さい。


   ▼09:41 ちょっと遅れ気味? で降りしきる雪の中「千倉」発車 - 煙幕付
出発の館山駅は市街地なのでパス。千倉駅へ直行しました。ところがびっくりするほどの大雪です。
SLが発車するときはドレンコックを開いて、ピストン内に溜まった水を捨てるのですが、気温が低いので夏場だったとしたら見えないはずの蒸気がきょうは煙幕になってしまいました。まして館山から勝浦へ向かうときは、DE10の牽引のためD51は最後尾で後ろ向き。この後蒸気に包まれ姿がまったく見えなくなってしまいました。(ピントが…)


   ▼10:13 勝浦に向かうDE10-1202 江見〜太海間
時ならぬ大雪に、DE10もこんなふうに撮れました。黙って見せれば誰も外房線だとは思わないでしょうね。(このED10の所属は宇都宮区)


   ▼10:48 安房鴨川〜安房天津間
ここでも蒸気の煙幕で、周りは一瞬真っ白け。陸橋上から撮りましたがナンバーがちゃんと撮れたので良かったです。この場所に着いてびっくりしたのは、橋の欄干に高価な三脚だけがゴロゴロ並んでいた事です。雲台は外されているものの、折り返しの館山行きを撮ろうという場所取りですね。 今から思えばそんな光景も写真に撮っておけばよかったかなと…。


   ▼11:11 安房小湊駅
この駅では、10:57〜11:24まで30分ほど停車します。やはり交換待ちと点検ですが、車だと十分追い越せるので、停車中も捕獲成功です。ただ、個人的には最後尾を示す標識がいらないのですが、決まりなので外せません。 それから「赤プレ」は邪道じゃァ〜! こんなもん! 緑や青もいらん!!


   ▼11:12 安房小湊駅
一応お決まりなので、編成写真を入れておきます。(笑
あぁ、そういえばDE10側からは撮っていませんよぉ。


      ▼左/11:12 安房小湊駅             ▼右/11:16 安房小湊駅
 
  写真左/ホームにいたヘルメット姿の皆さんが、足回りの点検を始めました。高崎
  から出張して来たのでしょうか。

  写真右/時折ポイントの下から赤い光がチラチラと見えるので、近くまで行って見
  ると凍結防止のカンテラでした。雪が積もる時はもっと沢山使う? のか。。。


   ▼11:25 安房小湊駅発車
発車するときは、編成後部であってもピストンを動かすための蒸気が必要なので、釜を焚きます。その時煙突から上がる煙が濃い灰色に変わります。発車の時には蒸気の煙幕に包まれ、全く姿を隠してしまい、な〜んにも見えませんでした。真っ白でカメラのAFも利かなくなりました。今思えばマニュアルなら何とかなったのかもしれませんね。


この後この列車は勝浦駅に定刻に到着。車で追跡しているため、駐車スペースが無いと降りられません。また、到着シーンは望遠でも遠すぎたので未掲載にします。

今回は緊急停車が必要になるような危険な行為があった時は、「即刻運行を停止し以降中止」という厳しいお達しが出ているため、沿線警備は尋常ではなくテロ対策かと思えるほどです。およそ人が入り込めそうな場所には立ち入り禁止の看板とロープが張られ、警察官や警察車両だけではなく大量の警備員も動員されていました。移動中も赤いパトライトがそこかしこでチカチカ。築堤上ではJR社員がうろうろ。

確かに鉄道側から見れば、マナーを守れない者はテロ行為そのものです。「線路への侵入」「ホームからののり出し」など基本以前の問題だし、ましてや動く車両に向けて「ストロボ発光」する者までいて、もうめちっゃくちゃです。カメラを持つ資格そのものがないとも言えます。(沿線にお住まいの鉄道車両などを撮り慣れない方も大勢いらっしゃいました。)試運転でこれですから、本番の 3日間はいったいどうなるのでしょう。私は絶対行きたくありません。
>> チャンスがあれば、試運転の期間中にもう 1回くらい行きたいかな…。へへへ...


   ▼13:26 鵜原〜上総興津間 穴場かも...
勝浦へ向かうときに見つけたポイントで、そのときも今回も我々ヲヂ鉄 3人のみ。 左奥から右カーブで勾配を上ってきて、我々が陣取ったあたりで左へカーブする絶好のポイントなんですけどねぇ〜。やはり車でないと来にくい場所です。ここのすぐ先でトンネルに入ります。
SL撮影では煙を一緒に撮らないと意味が無いので、どうしてもレンズは上向きで広角気味にします。そのため電化区間では架線を支えるビーム=支柱などが入ってしまいます。昔の非電化区間では通信ケーブルの電柱しかなく、それも「はえたたき」と言って絵になったんですけどね。館山〜勝浦間は単線なので、とりあえず架線柱が線路の向こう側にみえるように撮りたいですね。
私は元々SL撮影から鉄道写真を撮り始めているので、ブランクは長かったものの、カメラのセッティングは自動的にSLシフトになるようです。(笑


   ▼13:26 鵜原〜上総興津間
上と同じ位置で撮ったものですが、望遠ズーム80-400mmで低速連写の一枚です。キャブにピントが行きました。置きピンで絞ってはみたものの、ナンバーはちょっとボケました。


  ▼14:08 安房天津
通過駅ですが、よさそうな踏切があったので車を降りてみました。ところが写真を撮るどころの場所ではありませんでした。
しかし、近くの小学校から子どもたちが出てきて手を振っているではありませんか。こんなチャンスはめったにありません。後ろに回り込もうとしたところが中学校の敷地なので入るのをあきらめ、踏切わきから広角ズーム11-18mmを使って思い切り引いて撮ってみましたが、ちょっとトリミングが必要でした。


  ▼14:39 太海〜江見間
両駅のほぼ中間あたりでしょうか。かなり有名な場所でカメラが一番多かったのではないかと思います。それだけに気に入ったポジションで撮影するのであれば、何時間も待つのを覚悟で行かなければならないでしょう。
海−外房黒潮ライン−線路−一般道−山−空… の順になっていますが、海側から見上げても、一般道から見下ろしてもいい場所です。風景と絡めないと面白くなく、その場合はどちらにいても他の撮影者が一緒に写り込んでしまいます。人が入るのを嫌う方には向かなそうです。


             ▼15:13 千倉〜九重間
ここでは畑のあぜ道の突き当たりに車を止め、 5〜 6分待ちでした。すでに十台ほどの車と、数十人のカメラマンや地元の方々が待機しており、なんとなく後ろめたい気分を抑えながら、他の皆さんの邪魔にならない場所に三脚を据えました。私としてはこの日一番のカットが撮れたと自負しています。近くで見ていた農家の方に、「いいのが撮れたか?」と声をかけられました。
縦位置ショットもここだけです。空が青きゃもっといいのに・・・。


  ▼15:14 千倉〜九重間
近所の方々は、主に手を振って見ていらっしゃいました。
このときは80-400mmの望遠ズームを三脚に据え、11-18mmの広角ズームはD200につけ手持ちで撮っていました。手前に写ったケーブルはご容赦!
ただ、「人がいるのでサービス!」という、いかにも急に煙が上がり始めたように見えるのはちょっと・・・。


  ▼15:14 千倉〜九重間
11-18mmの広角ズームは、使い始めてこの日で 2日目。流し撮りにはまだ慣れていないので、練習のつもりで撮りました。
架線柱の下にちっちゃ〜〜く写りこんでいる人は、今回のD51撮影ツアーの主犯で30年来の友人 Hさんです。もっともこのサイズでは、枯れ草に溶け込んじゃっていますね。


  ▼15:35 九重〜館山間
今回の最後のポイントでのカットです。見た感じでは上り勾配だったのですが、沿線警備をしていたのJR社員によると「煙は出ないよ、下りだから。」といわれました。
なるほどよく見ると下りですが、緩やかなため目の錯覚で上りに見えます。


  ▼15:35 九重〜館山間
D51の後ろには20人くらいのカメラマンがいます。私の左先にも 5〜 6人はいました。

いや〜、これで終わりましたぁ。脱力して自分のカメラが写りこんだのに気がつきませんでした。


ちば観光キャンペーン 房総発見伝 春

快速DL南房総号 1月25〜27日運転
安房鴨川経由 DE10牽引(大宮支社 宇都宮運転所)
伴走車1両+普通車(5両)全車指定席(全 6両)

SL快速SL南房総号 1月25〜27日運転
安房鴨川経由 D51 498(高崎車)牽引
伴走車1両+普通車(5両)全車指定席(全 6両)

内房線>>ディーゼル機関車牽引=9135レ
  館山/たてやま………………0900発  1546着
  九重/ここのえ……………… ↓    ↑
  千倉/ちくら…………………0919着  1527発
               0937発  1520着
  千歳/ちとせ………………… ↓    ↑
  南三原/みなみはら………… ↓    ↑
  和田浦/わだうら……………0957着  1503発
               0959発  1449着
  江見/えみ…………………… ↓    ↑
  太海/ふとみ………………… ↓    ↑
  安房鴨川/あわかもがわ……1021発  1427発
                    9136レ
  外房線>>         9234レ
  安房鴨川/あわかもがわ……1040発  1416発
  安房天津/あわあまつ……… ↓    ↑
  安房小湊/あわこみなと……1057着  1400発
               1124発  1340着
  行川アイランド/なめがわ… ↓    ↑
  上総興津/かずさおきつ…… ↓    ↑
  鵜原/うばら………………… ↓    ↑
  勝浦/かつうら………………1156着 → 1316発
          蒸気機関車(D51)牽引=9237レ
●試運転= 1/18.19.21.22.23



今回は運転本数が少ない( 1日 1往復)ためコマ数を稼ぎたいので、D200とD300のほかレンズを総動員しました。内緒ですが、使ったのは「80-400mm」と「11-18mm」の 2本がメインになり、18-250など日常使うレンズの出番はナシ! ましてや90mmのマクロレンズは一度もカメラバッグから出ませんでした。
トータルの撮影枚数は、メモ替わりに撮ったショットや、ブレ・ボケも含めて506カット。何箇所かで連写したので当然のことですが枚数が増えますね。元々私には「一発勝負」のカットは撮影できませんし、そうする気もありません。機材がよくても目とウデは悪い方ですから。これが自慢です。(笑


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