2004年(平成16年)5月31日・月曜日・午後 1時15分に車両工場を出た「5320」編成が、テールの尾を残しながら地下へのトンネルに吸い込まれるように消えると…
それ以降本当に電車は二度と出入りしなくなってしまいました。
それでも入れ替え信号機の電源は、しばらくの間切れていませんでした。
電車が来なくなるまでは、浅草線が西馬込まで開通して以来、ごく当たり前のように月2〜3回繰り返されてきた光景が見られなくなってしまったのです。
春には足元のタンポポの絨毯の上を桜の花びらとともに、、、
夏には入道雲と照りつける太陽を浴び、登り勾配を汗を流しながら、、、
秋はトンボが吹かせる爽快な風と共に、、、
冬は深々と降る雪の中。。。
そして1年2年と季節が過ぎ、今年の春は事務所棟や工場の建物がなくなっても残っていた桜を撮りながら、来年も撮らせてもらえるかな… などと考えたものでした。
地下への入口部分から工場側の最初の踏切までの区間は、駅のエレベーターなどの工事で昨年(2006年)10月早々からレールが撤去され、資材運搬のトラックが出入りしています。
そして、とうとう基礎のコンクリートを剥がす工事や、いままで残っていた線路、架線柱、踏切遮断機や警報機の撤去が始まりました。
今まで、旧車両工場のその後の成り行きを「 "旧" 馬込車両工場は 今… 」というページで時々更新していましたが、これをきっかけに再編集することにし、今後の状況も掲載しようと思います。
私の4つあるサイトでは、一番その流れが分かるアーカイブになるのではないかと思います。
趣旨からいえば、「まごめアーカイブ・プロジェクト」サイトに掲載するべきかもしれませんが、鉄道関連のためこのサイトにページを割きたいと思います。
写真は上段ほど古く、以下基本的に時系列に並べますが、一部はあえて
前後させることがあります。
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